運命の書『易経講話』との出会い!易経をマスターする旅が始まった!
2014年当時、易経(イーチン)の初学者でも分かるような何か良いテキストがないかと探していたところ、公田連太郎先生の『易経講話』全5巻がとても良いとの情報がありました。
そこで自分も購入しようとその値段を調べて仰天、あまりに高額で手が出ません。基本的に欲しい本は躊躇なく購入する玄彗ですが、さすがに腰が引けました。
そこで仕方なく、地元の図書館に蔵書がないかと調べたところ、昭和35年の旧版(第三版)を発見。早速借りて読むことに。ところがこの本、旧漢字・旧仮名遣いで書かれている為、現代教育を受けた玄彗には読めない漢字が多過ぎて、ただ読むだけでも一苦労。
それでも、書かれている内容の素晴らしさに多々感銘を受けつつ、悪戦苦闘を続けながら読み進めるも、貸し出し期間の1ヶ月間が経ってもわずか第1巻の半分も読むことが出来ませんでした。
図書館に全5巻を返却する日を間近に控え、ここで易経の学習を中断してしまうことは忍びがたく、しばらくパソコンの前で逡巡していましたが、勇気を振り絞って書籍の購入ボタンをクリックしました。
購入した時はこれでしばらくお小遣いはおあずけと思いましたが、届いた本は新版(平成25年再版)となっていて、新漢字・現代仮名遣いとなっていました。これで格段に読みやすさが向上し、さらに1ヶ月をかけてようやく第1巻を読み終わることができました。
手に入れた当初は、こんなに高価な買い物をしてしまい期待を裏切られないだろうか?とハラハラしましたが、内容の面白さは最初から最後まで薄れることはなく、私のような初学者にとって本当に最良の本ではないかと、感動を新たにしました。 (続く)