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占いの真相を語る

占いの効能②

前回、占いは内省を行うための道具である、との話をしたが、さらに占いの持つ価値について深掘りしてみよう。

内省をすることによって、どのような効能を得ることが出来るのか。

占いをすることによって、どのような効能を得ることを目指すのか。

それは、占いを通じて、世間一般的な常識や倫理観、道徳観にとらわれない、枠にとらわれない自由なイマジネーションとインスピレーションの能力を開発することである。

つまり、占いとは、あなたの脳内開発を行うためのツールであり、技術体系(メソッド)なのである。

そして、実は、占いという行為から得られる啓示や宣託に意味があるのではなく、それらは実はほとんど無意味であり、

その啓示や宣託を題材にして、答えがあるのかないのか、正解があるのかないのか、そのような不確かな命題に対して、自分なりに思案六法しながら、どうにか納得のいく答えを見つけ出していくその過程(プロセス)と、

その結果得られた答えではなく(答え自体にはほとんど価値はない)、

その答えを導くまでに培われた(開発された)インスピレーションとイマジネーションの能力(とその向上)にこそ、占いを行う真の価値があるのである。

そして、占いを通じて開発したその能力をもって、実生活で直面する問題や課題の解決に当たることこそが、占いの真の効能なのである。

ここで改めて強調することは、

あなたの実生活の問題を解決してくれるものは、占いの行為から導き出された占いの回答ではなく(占いの回答が直接解決してくれるのではなく)、

占いの行為を通じて開発された、あなた自身の自由なインスピレーションと柔軟なイマジネーションの能力であるということである。

そして、この占いを用いた能力開発の一連の手法に慣れ、次第に占いを用いなくても自由に内省と能力開発を行うことが出来るようになれば、その時はもう、あなたに占いは必要なく、占いの道具としての役割は終わるのである。

以上を平たくいえば、

占いとは、あなた自身に「考える」ことを促し、その能力を身につけさせる訓練の場であり、その「考える力」を持って人生を切り開くことを推進する道具なのである。

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