歴史を学べば学ぶほど、人類には未来を予言する力が無いことがよく分かる。
これは占い師にとっても、非常に示唆深い知見だと思う。
では、この現実を直視した上で占い師はどう振る舞うべきか。
玄彗は、ここに2つのポイントがあると思う。
一つは、不可能と分かっていてもそれでも未来を知りたい、予測したいと願う人類の根源的な欲求。これに答えるべく、どこまって行っても未完全・未完成であっても、わずかばかりの精度の向上を目指して、飽くなき占術の向上に邁進すること。
これは、過去からこれまでの占術開発の系譜の途上にあるもの。
そしてもう一つは、占いを未来予測以外の分野で有効活用させること。占いを未来予測の呪縛から解き放つこと。
玄彗は、特にこれからの時代、占いをこれまでの未来予測とは違う目的で活用することに大きな意義があると考えている。