第5回 兌(だ)は沢
■兌(だ)について
続きまして
兌(だ)は沢 に配当されるを
説明させて頂きたい と思います
兌という卦は 陽線があって
その中でさらに
陽線で 次に陰線とくるわけです
強い・強い・弱い
固い・固い・柔らかい というふうに
イメージしてください
ここから
古代の人が 自然界を見た時に
何に配当するのが
何を象徴するのが 相応しいかな?
と 考えた時に
固いもの の上に
固い・固いもの の上から
柔らかいもの が出てくる
ということで
山間部の谷間から
水が湧いて流れるイメージ
素晴らしいですね
泉 それをイメージしたわけです
固い固い岩盤の上から
隙間から 水がほとばしり出る
そういうイメージが
この兌にはある とお考えください
そこから
沢 が配当されました
後々ご説明しますが
大きな川は 大きなこの大河の流れは
坎為水(かんいすい) という
坎(かん)という卦 が配当されておりまして
別にですね
水というのは 有るんですけれども
あえてここで 兌は沢
沢が暗示されているのは やはり
古代の人にとって 水は
非常に重要だった
と いうのが影響してる
関係してるんではないかな と
玄彗は 個人的に考えております
現代の私たちは
水道をひねれば
水がジャバジャバ ジャバジャバ出てくるので
沢 というものに対して
それほどの思い入れは
正直 薄れているかとは思いますが
古代の人にとっては
何もない所
例えば 山なんかに入って
喉が渇いたよ~
なんていう時に
沢の水が この山肌から
チョロチョロ チョロチョロと水が出ている
それを見た時に 非常にありがたいなぁ
と 思ったに違いないんです
非常に その重要性が
高かったんではないかな と思います
ここから
この兌という卦は
穏やかな 小川の流れや
湧き出る泉 のイメージがありまして
それを見つけた時の ほとばしる喜び
そちらの方も
この意味の中に 内包している
含んでいる というふうにお考えください
ですので この兌
沢ですけれども 沢ですね
兌は 沢は
非常に明るいイメージ
嬉しいな ありがたいな
そういう 楽しいなあ
そういうイメージを
多分に含んでいる というふうに
イメージして頂ければ
宜しいかと 思います
兌は 沢
説明となりました